関口 悟
今回も悠歩舎関係の話になります。悠歩舎に通う仲間たちの中で、職業的自立を目指すMさんが月曜日(不定期)に葛西区民館の一室を借りて、営利目的ではない喫茶店形式の、もうひとつの精神障害の仲間たちのたまり場「ルーム301」をやっています。
Mさんは悠歩舎が休みになる土日に他の地活*1事業所に行っています。その仲間たちも「ルーム301」にやってきます。ぼくもこれまで「ルーム301」に5回行っています。その度に新たな仲間との出会いがあります。
「ルーム301」でのMさんの売りはおいしいコーヒーとハニーバタートースト、そしてまるで母が作ってくれたような野菜ゴロゴロの素朴なカレーライスです。そのおいしさはMさんがお店を出して、お金を払って食べても惜しくないほどのものです。そしてついついおかわりをしてしまいます。
「ルーム301」でコーヒー、カレーなどを食べながら、新たに出会った仲間たちとのおしゃべりを楽しみます。そして閉店間際で帰るときにマスターのMさんとのハイタッチをするのがいつもの習慣です。
Mさんは食品衛生責任者の資格を取って、いつか自分のお店を持ちたいと思っています。ぼくもMさんの夢を応援しています。きっとMさんの夢はかなうと信じています。
*1:地活=地域活動支援センター…障害者に対して、創作的活動・生産活動等を行うための機会を提供し、社会との交流の促進、厚生労働省令で定める便宜を供与するために通ってもらう施設。事業内容によってⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型がある。